2015/08/11
(掲載日時 2015/08/11 )
公開セミナーを9月25日(金)に開催します。
先端技術公開セミナー
【テーマ】 質問応答システムWatsonとコグニテイィブ・コンピューティングの展望
【日時】 2015年9月25日(金)13:00~14:30
【講師】 武田 浩一 博士
(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
【概要】 クイズ番組Jeopardy!への挑戦のために研究開発された質問応答システムWatsonの成功をきっかけに、これまでにない知的なコンピュータの実現が大いに注目されだした。ビッグデータを前提とした知見獲得や機械学習の手法は現在では研究開発の最前線の1つであり、これからの産業はデータ中心の大きな業務変革の波を迎えることが予想される。
本講演では、質問応答システムWatsonの開発とその事業化を中心に、脳の神経回路から着想されたニューロモルフィック・チップなどIBM基礎研究部門におけるコグニティグ・コンピューティング技術の今後の展望を行う。
基盤研究公開セミナー
【テーマ】 「ビッグデータ社会を支えるデータベース技術」
【日時】2015年9月25日(金)15:00~16:00
【講師】 石川 佳治 教授
(社会システム情報学専攻)
【概要】 「ビッグデータ」が社会のキーワードとして定着しつつありますが、そこにはどのような技術的課題があるのでしょうか。本講演では、まず最近の情報技術、特にビッグデータに関わりのあるデータベース技術や関連の深いクラウド技術などについて、平易な紹介を行います。そして、地図などの空間データに関するビッグデータ技術や、データベースの流通で重要になるプライバシー保護技術などいくつかのトピックを取り上げ、これまで取り組んできた研究の概要について紹介します。
【テーマ】 計算社会科学の試み:ソーシャルデータで読み解く人間行動の複雑性
【日時】 2015年9月25日(金)16:00~17:00
【講師】 笹原 和俊 助教
(複雑系科学専攻)
【概要】 ソーシャル化が進行している現在、人々はインターネット上でこれまでにない規模と速度で情報のやり取りを行い、そのオンライン行動の詳細はディジタルに記録・蓄積されるようになりました。このような大規模ソーシャルデータを情報科学の技術によって取得・処理し、分析・モデル化して、オフライン (実世界) の人間行動や社会現象を定量的に理解しようとする計算社会科学 (Computational Social Science) という新しい学際領域が登場し、注目されています。本講演では、計算社会科学の背景や研究手法、代表的な研究を概説した後、リアルタイム性・ネットワーク性が高いTwitter上で生じる複雑な集合現象の研究事例を紹介します。最後に、計算社会科学の展望を述べたいと思います。
【場所】 名古屋大学IB電子情報館中棟1階011講義室
【問合せ先】 名古屋大学 大学院情報科学研究科
広報渉外委員会担当 庶務係
[email protected]
電話番号:052-789-4716
【コメント】 参加費無料,申込不要です。どなたでもご聴講頂けます。 奮ってご参加ください。
開催日:2015/9/25